2012/01/22

いちばんの贅沢は家にある。

住む人の数だけ家があり、部屋がある。
そこは、ほかの誰のものでもない。
自分たちの「好き」と「気持ちいい」が詰まった空間。
だから、ふたつとして同じ家はない。どの部屋も違った顔を見せる。
自分に幸せを与えてくれるものたちを探し、集め、
時間をかけて、居心地のいい家をつくり上げていく。
疲れた体と心をやさしく包み込んでくれるのは、
温かな灯りだろうか、それとも窓から見えるたっぷりの緑だろうか。
大切な人、訪れる人のために料理をつくり、しつらいを整える。
食卓に笑顔があふれる。なんと豊かで、満ち足りた時間だろう。
気取らず、気張らず、よそいきではなく
普段着の自分でいられる空間。
そんな空間を手に入れたいなら、
まず、どう暮らしたいか、自分に問いかけてみることから始めよう。
最初は、小さなコーナーひとつだっていい。
手間を惜しまず、少しずつ、ゆっくり心地よさを積み重ねていく。
もう外には出かけたくないくらい、
そこに居ることそのものが気持ちいい。
いちばんの贅沢は、ほかでもない、あなたの家にある。


インテリアのセンスを磨く172のルール より抜粋

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